「古着屋さんって、どこから服を仕入れてるの?」
これは本当にお客様からよく聞かれる質問です。
古着の仕入れ方法にはいろいろあります。
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国内の卸業者
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ベール仕入れ(古着が圧縮されたパッケージ)
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アメリカでの買付
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タイでの買付
私たちもこれまでにさまざまな方法を試したり、憧れたりしてきました。
ベール仕入れでの失敗談
古着の仕入れ方法の定番のひとつが「ベール仕入れ」。
大きな袋を開けると数百枚の古着が出てきます。
当たりもあるのですが、正直ハズレも多い…。
実際に私たちも何度も失敗しました。
売れない服が山のように残ってしまい、「これは商売にならない」と痛感。
結局、今は一点一点選んで仕入れるスタイルに落ち着きました。
※信頼できる業者様であればベール仕入れも有りだと思います。
規模が大きい古着屋さんはベールの方が効率が良いと感じます。
アメリカ買付は憧れ。でも現実は…
古着好きなら誰もが憧れる「アメリカ買付」。
フリーマーケットやスリフト、倉庫を巡り、ヴィンテージを直接探す姿は本当にカッコいいですよね。
でも私たちはやっていません。というか、やれません(笑)。
理由はこんな感じです👇
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旅費や滞在費が高い
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言葉の壁や騙されるリスク
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真贋力(本物かどうか見抜く力)が必須
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長期間お店を休む必要がある
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まとまった買付資金が必要
正直なところ、圧倒的にリスクの方が大きいんです。
海外は「仕入れ」ではなく「遊びで行きたい場所」なんですよね(笑)。
タイ買付も同じくリスク大
近年「タイ買付」も注目されています。
アメリカ古着が大量に集まる拠点として知られており、日本の古着屋さんでも買付に行く方がいます。
ただ、こちらもリスクは多いと感じます。
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買付のための渡航費
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時間と労力
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品質のバラつき(当たり外れが大きい)
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やはり真贋や目利き力が問われる
一見すると仕入れやすそうに見えますが、結局「ギャンブル性が高い」という点ではベール仕入れと近い印象です。
DDOが選んだ仕入れ方
こうした経験や憧れを踏まえたうえで、私たち古着屋DDOは 国内の卸業者様から一点一点仕入れる方法 を選んでいます。
去年までは複数の業者様を利用していましたが、今は一社に絞り、めちゃくちゃ良くしていただいています。
だから店に並ぶ古着は、私たちが「これはお客様に着てほしい」と思った服ばかり。
ただの安い服ではなく、選び抜かれた一点もの なんです。
夫婦でやっているからこそ
よく「夫婦で一緒にやってて大変じゃないですか?」と聞かれます。
でも正直なところ、大変なことはほぼありません。
せいぜい「この服を仕入れるかどうか」で意見が分かれるくらい(笑)。
むしろ二人でやっているからこその強みもあります👇
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仕事を分担できる(片方が忙しいときはもう一人がフォロー)
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喜びは倍、辛いことは半分
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何かあればすぐに相談できる(会議ゼロ秒!その場で即決)
そんな風に、夫婦でやっているからこそ乗り越えられたこと、楽しめていることがたくさんあります。
まとめ|夢よりも現実的な仕入れスタイルで
古着屋の仕入れ方法には、ベール仕入れ、アメリカ買付、タイ買付などさまざまなスタイルがあります。
私たち自身、ベール仕入れで失敗した経験もありますし、海外仕入れに憧れを抱いたこともあります。
でも現実的に考えると、リスクの方が大きい。
だからこそ古着屋DDOは国内仕入れにこだわり、お客様に安心して選んでもらえる古着を届けています。
夫婦二人で営む小さな古着屋ですが、その分「一点ものの出会い」を大切にしています。
ぜひ店頭で、あなたにとっての一着を見つけてもらえたら嬉しいです。
